ベーシックストラテジー徹底解説!ブラックジャックの基本戦略
ブラックジャックはギャンブルの中でも還元率が最強クラスに高い人気ゲーム!還元率はまさかの96%~102%!そうはよく聞くけど…いまいちほんとに勝てるのかどうかわからないという人も、え?そんなの初耳!と思った人も、ブラックジャックの勝率を限りなく上げるための戦略、「ブラックジャックベーシックストラテジー」を徹底マスターしてカジノをやっつけよう!
ブラックジャックベーシックストラテジーとは
ブラックジャックベーシックストラテジーとは、言ってみれば将棋で言う「定石」のようなもの。初心者にとってはぱっと見その真意は理解しがたいものの、先人の知恵?経験?棋譜のパターンから導き出される、「こういう場合はこうするのが一番能率的だ」と言う決まった指し手が定石です。
ブラックジャックは一般的に、8つのデッキ(52枚のカードのセット×8組)を使い、そのカードをシューで半分に分けてプレイするゲームです。その昔、今回お話しするブラックジャックベーシックストラテジーに磨きがかけられ、本格的にカジノが負けることが証明されるまで、この方法をベースにしたプレイで102%の還元率が得られたのです。
102%の還元率ということは、同じ額で長期的にプレイすればするほど、残高が増えていくことを意味しています。その秘訣となったのが、この「ブラックジャックベーシックストラテジー」と「カウンティング」と言うテクニックの組み合わせでした。
ブラックジャックベーシックストラテジーは有効なのか?
現在のオンラインカジノでは、8デッキが用いられ、プレイするカードはシューで約半分に分けられ、その半分は使われることはないため、カウンティングはそこまで威力を発揮しなくなりました。
使われないカードが何であるか、使われるカードには何が残っているのかと言う点について、102%の還元率をたたき出した時代と比べるとランダム性がはるかに上がっているのです。
それでも、オンラインカジノではメモを取りながらプレイしたり、カウンティングを行うことは禁止されていません。やらないよりはやる方がまし、と言った程度の効果しかありませんが、それを差し引いてもブラックジャックベーシックストラテジーに沿ってプレイすることで、勝率は98%程度まで上がるといわれています。
98%と言えば、ルーレットを上回り、さらにバカラなどに匹敵するレベルです。長期的にプレイするには、なるべく資金を減らさないようにしながら確率のブレに乗っかり、資金を増やすチャンスをつかむためには必須の戦略と言えるでしょう。
カウンティングについては最後に説明するとして、まずはブラックジャックベーシックストラテジーの全貌をマスターしておきましょう!
ブラックジャックベーシックストラテジーの基本
ブラックジャックベーシックストラテジーでは、手持ちのカード(最初に配られる2枚)の組み合わせと、ディーラーが持っているアップカード(表にされたカード)を見て、次にプレイヤーがとるべき行動が完全に決まります。
その前に、98%の還元率が実現するというのは、98%の確率で勝てる、ということではありません。例えば1ベット10円、10,000円の資金で1,000ゲームプレイした場合、負けたり勝ったりを繰り返しながら、1,000ゲーム後の残高がおおよそ9,800円になる、ということです。
この確率は、ゲーム数が多いほど理論値に収束していく傾向が強くなりますが、あくまで確率の話であるため、上下にぶれることがあります。理論上の残高は9,800円であるものの、時には10,000円を超えたり、時には9,500円程度下に振れたりすることがあります。このブレを掴み、理論値を超えた時点で勝ち越しが確定する、と言う風に考えておきましょう。
話をゲーミング戦略に戻します。ブラックジャックベーシックストラテジーでプレイする際は、まず自分に配られたカードを見ます。
組み合わせの可能性は、
- ソフトハンド
- ハードハンド
- 同じ数字
の3パターンに分けて対応を決めます。ソフトハンドは、Aが手元にあり、11としてカウントする場合のハンドです。ハードハンドは、Aがない、またはAが手元にあり、1としてカウントする場合のハンドです。手持ちのカードを見て、次のチャート図の通り、プレイヤーがとるべき戦略を判断します。
例えば、3+7が手持ちのカードだったとします。この場合、ハンドは「ハードハンド」になります。この際、チャートの通り、ハードハンドストラテジーに従うことになります。
A+3の場合は、「ソフトハンド」ストラテジーに従います。
10+10の場合は、「スプリット」ストラテジーに則ってプレイします。「スプリットストラテジー」とはいうものの、必ずスプリットするとは限りません。
ところで、Aが手元にあった場合、ハードハンドと解釈すべきか、ソフトハンドと解釈すべきか悩むことがあると思います。例えばA+3は、4ポイントとも解釈できるし、14ポイントとも解釈できます。初めのうちは、すべてソフトハンド扱いでとらえておくようにしましょう。
ブラックジャックベーシックストラテジーの基本(つづき)
手元にあるカードの組み合わせがどの戦略のパターンとなっているかを判断したら、次はディーラーのアップカードの確認です。
その前に、プレイヤーがとるべき行動のおさらいをしておきましょう。
プレイヤーがとる行動には、次の4種類があります。
- ヒット
- スタンド
- ダブルダウン
- スプリット
それぞれ、どういう意味かをおさらいしておきます。
ヒット(H)
もう一枚追加でカードを引くアクションのこと。
スタンド(S)
それ以上カードを引くのをやめ、ディーラーが引いたカードの結果を待つ。
ダブルダウン(DD)
もう一枚だけカードを引くことを条件に、ベットを2倍にすること。
スプリット(SP)
手持ちのカードが2枚とも同じの場合、同額のベットをすることで、ハンドを2つに分けること。分けた後は再びカードが配られ、ヒットするかスタンドするか、もしくはダブルダウンするかを判断。なお、スプリット後の再スプリットは不可。
プレイヤーのアクションについてわかったところで、次のステップに移ります。
ブラックジャックベーシックストラテジー-ディーラーのアップカード
次に注目するのは、ディーラーのアップカードです。ディーラーの手持ちのカードで表になっているカードを見ます。
そして、次の表のとおりに次のターンのアクションを決定します。
いきなり複雑な図表が出てきた、と思うかもしれませんが、焦ることはありません。
左側の軸は、自分の持っているハンドのパターンをまとめたものです。前の段落の通り、ハードハンド、ソフトハンド、スプリットのいずれかになります。
縦軸は、ディーラーのアップカードのパターンです。想像できる通り、A~10以上のいずれかのパターンになります。
横軸(自分のカードのパターン)と縦軸(ディーラーのアップカード)が交差したところが、プレイヤーのとるべき行動になります。
例えば、配られた2枚のカードが5+7のハードハンドの12だったとしましょう。そして、ディーラーのアップカードは8だったとします。
この場合、次の表の緑の帯ように横軸と縦軸の位置を決め、交差したところのアクションを取ることになります。
プレイヤーのアクションについて説明した前段落の通り、
- H=ヒット
- S=スタンド
- DD=ダブルダウン
- SP=スプリット
となります。
このケースでは、緑の帯の交差点は「H」となっているので、つまりヒットすることがプレイヤーのとるべきアクションになります。
さて、この例のその後ですが、H(ヒット)して2が配られ、14になったとします。その場合はどうするべきでしょうか?
この場合も、同じ表を見ます。左軸はハードハンドの14、ディーラーのアップカードは8、交差する地点はやはり「H」になっていますね。ですので、再びヒットすることになります。
スプリットした場合は?
表の下の方の濃い青枠には、SP(スプリット)の選択肢もあります。この場合、スプリットしたハンドごとにハードかソフトかを判断し、同じくこのベーシックストラテジーに則ってプレイしましょう。
ブラックジャックベーシックストラテジーの根拠
ブラックジャックベーシックストラテジーについて、これで概要はわかったかと思います。
しかし、この根拠は何なの?と思ったかもしれません。戦略の根拠を知ろうとする姿勢は大変重要になります。
ここでは、ブラックジャックベーシックストラテジーで「なぜそうすると還元率が最適化されるのか」を説明します。
配られるカードの確率
8デッキのブラックジャックでは、それぞれのカードが8枚ずつ用意されます。あるカードが配られる確率は、13分の1となります。おおよそ、7.7%です。
ただし、ブラックジャックでは10~Kまでの4枚は、いずれも10ポイントとして計算しますね。ですので、10ポイントが出る確率は、7.7×4=約30.8%となります。
ディーラーの行動
ブラックジャックでは、ディーラーがとるアクションは固定されています。17未満で必ずヒット、17以上で必ずスタンドとなります。
そうすると、ディーラーのアップカードから、ディールした時点でブラックジャックになる確率または何ポイントになるのかそれぞれの確率、そしてその後カードを引いていくたびにバストする確率、スタンドする確率がおおよそ導き出せるのです。
おおよそ、と言うのは、シューが約半分にされるため、テーブルでプレイされるカードにどの数字があるかについては正確にわからないためです。それでも、プレイされないカードは約半分と前提することでブラックジャックベーシックストラテジーは成り立っています。
ブラックジャックベーシックストラテジーの実例
わかりやすい例で言えば、自分のハンドがA+8のソフトハンドだったとします。この場合、ベーシックストラテジーの表によれば、ディーラーのアップカードが何であろうとスタンドすべき、となっています。
次にプレイヤーが引くカードの確率を考えた時、
- 2を引いてブラックジャックになる確率が7%(約13回に1回)
- Aを引き、その後さらAを引く確率が7%×7.7%=0.6%(約166回に1回)
- 21になる前に3以上を引き、バストする確率が100%-7%-0.6%=91.7%
となります。この場合、スタンドするのが一番合理的となります。
このように、ケースバイケースで最善の確率を追求したのがブラックジャックベーシックストラテジーなのです。
ブラックジャックベーシックストラテジーの実際
ブラックジャックベーシックストラテジーを使えば、必ず勝てるのか?と言う点ですが、1回1回のゲームレベルで見れば、必ず勝てるとは限りません。
ディーラーがバストする確率が40%以上あったとしても、60%の確率でバストしません。逆に、ディーラーがバストする確率が70%だったとしても、30%の確率でバストしないことがあり得るのです。
つまり、1回1回のゲームレベルでは、勝つか負けるかは確率次第になります。長期的に(何百回、何千回)ゲームを繰り返す中で、理論値に収束していくのです。無料のブラックジャックゲームで、他のマーチンゲール法などと組み合わせて自分に合う戦略を探してみましょう。
カウンティングはしなきゃダメ?
オンラインカジノではカウンティングが可能ですが、シューでデッキが分けられており、その中身が確認できない以上、カウンティングをしてもどこまで行っても不確実性は残ります。
半分にされたデッキの中に、Aが1枚もないこともあり得るし、8枚全部そろっていることもあり得ます。そのため、カウンティングはあくまでおまじないのような効果しか持たなくなってしまいます。
また、それまでに出たカードの枚数を把握することで、確率計算は複雑にはなるものの、若干精度を上げることはできます。しかしこの場合でも、やはりシューの分けられ方に起因する不確実性は克服できません。ここはあまり深く追求すべき点ではないといえるでしょう。